前回ものづくり補助金について書いた者です。
今回は、ものづくり補助金のメリットデメリットと難易度について書いていきたいと思います。
ものづくり補助金は新規事業にかかる費用を大きな割合で補助してくれますが、
利用するにあたりデメリットもあります。
※9次公募時点の情報なので、参考程度に見てください。
まずは
メリットです。
1.費用の2/3など、高い割合の補助金が出る。
2.申請書の記入が、プロジェクトの内容や方針を整理する機会になる。
次は
デメリットです。
1.物品が購入可能になるまで時間がかかる。
2.指定の経理書類をすべて取得し、番号を振って保管しなければならない。
3.補助金を使用し購入したとわかる表示を物品につけなければならない。
メリットは一見してだいたいわかると思うので、デメリットから説明していきます。
まずデメリットの1ですが、前回も書いたように、商品が購入可能になるまでは段階を踏む必要があるのです。
公募に申請して採択されたらその後に交付申請を提出し、交付申請が通ってから購入可能になるという流れなので、採択のお知らせを見てすぐ発注してしまわないように気を付けてくださいね。
2は、補助金を受け取るに当たって、商品の見積もり・発注書・請求書・納品書など指定の書類が提出必須なので、漏れなく揃えていく必要があります。
発注先に補助金使用の購入であることを伝えて商品名が不明瞭にならないよう記載してもらうなど、内容も細かくチェックしていきましょう。
3の表示というのは、「令和○年 ものづくり補助金」というシールを貼ったり記入したりして物品を管理しないといけないルールのことです。
これらのデメリットにより時間や手間がかかりますが、何百万何千万という金額を補助してもらえるので手順が複雑なのは仕方ないと割り切り、取り組んでいきましょう
メリットは言わずもがな、自分たちでは用意が困難な高額を補助してもらえることです。
そして、新事業の詳細が決まっていない場合、申請を通して必要な物品の予想を立てたり、正確な見積もりを取る良い機会になります。
最後に申請までの難易度ですが、これはけっこう高く感じました。
当社で初めて申請した補助金だからということもありますが、書類の種類が多かったり詳細な見積もりを集めたりという部分で時間がかかりました。
補助金申請に慣れている会社さんなら難しくないかもしれません。
もし不採択となった場合は、どこが問題だったのかなどを事務局の方が教えてくれるので、次回公募ではそこを改善し提出することができますよ。
新事業をお考えの方は、ぜひものづくり補助金を活用してみてくださいね!