こんにちは、デザイナーの吉田です。
前回余白について書いてみたので
今回は「
色」について書いていきたいと思います。
(10年近く前ですが、色が好きで実は色彩検定2級をもっていたりします。もう遠い記憶・・・)
デザインする上で欠かせない色。
ふと周りを見渡してみるとさまざまな色で溢れています。
そんな色や配色によって私たちは感情が生まれたり、影響を受けたりします。
これを生かして色の特徴や性質と人間の心の関連性を研究する学問を
色彩心理学といいます。
ここで代表的な色の持つイメージを少しご紹介。
①赤情熱的・力強さ・興奮・熱さ・エネルギッシュ
元気をもらえたり、気分が高揚する
②青冷静さ・誠実さ・冷たさ・悲しみ
気分を静めたり、集中力を高める。海や空など、自然界に多い色
③緑調和・穏やかさ・安らぎ・生命力
気分を落ち着かせ、安心や快適さを感じさせる。山や森林など、自然界に多い色
④黄色・オレンジ元気・明るさ・好奇心・輝き・注意
気分を明るくさせ、元気をもらえる。注目を集めるため、注意喚起にも使用される。
イメージ通りだったかな?と思います。
このような色彩心理学を上手に取り入れていくことで効果的なデザインになります。
そして、ここからが本題。
デザインする際に配色の組み合わせで意識したいのは色の割合です。
配色の基本ルールとして
70:25:5のルールというものがあります。
背景などの基礎となるベースカラーの割合を70%、デザイン全体の雰囲気を印象づけるメインカラーを25%、全体を引き締めるポイントとして使うアクセントカラーを5%の割合にすることで
まとまりが良く、美しい配色になります。
ついついメインカラーやアクセントカラーをたくさん使いたくなりがちですが
このルールを使用すればメリハリのあるデザインになります。
(もちろん、制作物によって利用したり利用しなかったり、調整してみてください!)
ちなみに、たくさんの色を使用したくなるところですが、
最初は色数を少なくすることでデザインがしやすくなります。
配色で迷った際は参考にしてみてください。
梅雨もご自愛しながら何とか乗り切りましょうね。
私は梅酒を漬けて丁寧な暮らしを気取りたいと思います。
では、またお会いしましょう~。