去年(2022年)の11月に大規模言語モデル(LLM) / GPT-3.5のモデルで公開が開始され、半年以上経った今現在でも注目が集まっているChatGPTですが、2023年3月には、その言語モデルの上位モデルであるGPT-4が利用できるようになり、2023年7月にはタイトルにもある「Code Interpreter」が追加機能として公開を開始されました。
ちなみに、2023年8月現在ではGPT-4、Code Interpreterのいずれの利用も月額20ドルの有料プランでのみ利用可能となっています。
ただ、今後のアップデートに関する発表では2023年8月3日(米国時間)に、今後デフォルトの大規模言語モデル(LLM)が「GPT-4」になるほか、ログイン状態の維持や返信の提案などの機能を追加する予定だとか。
AI時代の筆頭とも言える当サービス、その中でも直近(2023年7月)に追加実装された「Code Interpreter」が、すごい!(個人的に?)ということでアウトプットも兼ねてご紹介していきます。
その前に、ChatGPTの紹介をした方がいいかもしれないですね。
私の会社で「ChatGPTを使ってみた」というちょうどいい記事があったので、紹介の代わりに掲載しておきます。
リンクということで、この記事ではChatGPTの追加機能である「Code Interpreter」って何?や、どんなふうに使えるの?ということを紹介していくつもりです。
Code Interpreterって何?
まず、これまでのChatGPTでも、こちらがなげかけた質問に対して自然な言語で返答を返してくれるということができました。その追加の機能として公開された「Code Interpreter」では、元々の機能に加えて下の能力が追加された形になります。
- 画像やCSVファイル、音声データ等の読み込み
- Pythonコードを生成し、ChatGPT上で実行
今までになかった視覚的な情報も処理できるだけでなく、自分で作ったPythonをそのまま実行できるようになりました。
このことで、より高度な処理や分析の依頼ができるようになったと言えるでしょう。
次の章では、具体的にどんな指令が出せるのか、ということも結果と一緒に見ていきましょう。
Code Interpreterを使ってChatGPTに依頼してみた
今、ネットで拾ってきた国別のGDPのCSVデータがあったのでこれを使って、依頼を出してみたいと思います。
出す依頼は以下のようなものになります。
このCSVデータは国別のGDPの推移データになります。このCSVデータを元に、一番古いデータから2022年までの国別のGDPのトップ10の移り変わりがわかるようなグラフの動画を作成してみてください。
Code Interpreterは、CSVの確認から、そのデータを元にしてPythonコードの生成から実行ができるので、動画の出力もお手のものです!
実際に生成した動画は下のようになっています。確認はしていないので、もしかしたら間違いがあるかもしれないですが、悪しからず。
実際に生成してもらったのはmp4形式だったのですが、記事に貼り付けるためにgif形式に変換しました!
たった数行の指示と、データさえ渡せばこのような結果が得られました!多少意図と外れていても、それは後の指示で修正も可能なので使い勝手は無限大ですね。
簡単な事務作業くらいだったら頼めるかもしれませんが、確認作業は必須になりそうです。
まとめ
ということで今回は、ChatGPTの新機能「Code Interpreter」について紹介しました!
ChatGPTがより多機能なAIへ進化を遂げていると感じられます。ChatGPTのような強力なAIの危険性も叫ばれている昨今ですが、技術の進歩を上手に活用して、より効率的な作業ができれば生活も仕事の質も上がるかもしれません。
あとがき
実はこの記事の添削(誤字脱字がないか)もChatGPTに依頼しました。数箇所の誤字を洗い出してくれるのもほんの数秒で完了してしまいます。
本当に助かります。